
「焼き菓子の豆知識」シリーズ
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「へぇ、そうなんだ!」と思ってもらえたら大成功!
焼き菓子をもっと身近に、もっと楽しく。
ちょっとした豆知識が、あなたのお菓子時間を豊かにできたら嬉しいです。
【焼き菓子の豆知識①】 フィナンシェとマドレーヌ、何が違うの?
フィナンシェとマドレーヌ。どちらもフランス生まれの小さな焼き菓子で、見た目もかわいらしく、よく似た存在に見えますよね。
でも、実は味も食感も、材料も作り方も大きく違うのです。
■ 形の違い
- フィナンシェは「金塊型」とも呼ばれる長方形。金融街のビジネスマン向けに作られたという背景があります。
- マドレーヌは「貝殻型」が定番。優雅なカーブとふっくらしたフォルムが特徴です。
■ 材料の違い
- フィナンシェは卵白、アーモンドプードル、焦がしバターで作られ、しっとり濃厚な味わい。
- マドレーヌは全卵、小麦粉、ベーキングパウダー、レモンの香りなどを使い、ふんわり軽やか。
私たちのココフィナンシェは、焦がしバターの代わりにココナッツオイルを使用し、しっとり感と香りを大切にしています。
マドレーヌとは違う、素材の力で楽しむ上品な味をぜひ体験してください。
【焼き菓子の豆知識②】 焼き菓子って冷蔵庫に入れていいの?保存のコツは?
焼き菓子を買った後、「冷蔵庫に入れたほうがいいのかな?」と迷ったことはありませんか?
実は、保存方法によって味や食感が大きく変わるのが焼き菓子です。
■ 基本の保存ルール
- 常温保存が原則。高温多湿を避け、直射日光の当たらない涼しい場所で保管。
- 冷蔵庫は乾燥するので、しっとり系のフィナンシェやケーキは固くなってしまうことも。
■ どうしても夏場や気温が高いときは?
- 冷蔵保存する場合は、ラップでしっかり包んで乾燥防止。
- 食べる30分前に常温に戻すと、本来の風味と食感が戻ります。
当店のフィナンシェは、保存料を使っていないため、常温で5日間が美味しさの目安。
できるだけ早くお召し上がりいただくのが一番です♪
【焼き菓子の豆知識③】 焦がしバターの代わりに?風味豊かな油脂の世界
伝統的なフィナンシェといえば「焦がしバター」が決め手。
でも、バターだけが選択肢ではありません。
■ 風味の違いを楽しむ“油脂”選び
- ココナッツオイル:トロピカルな香りと軽やかな後味。脂質は中鎖脂肪酸で、体にやさしい。
- グレープシードオイル:クセがなく、素材の味を活かしたい時に最適。
- オリーブオイル:個性派!軽やかな仕上がりで大人向けの風味に。
私たちのフィナンシェは、精製ココナッツオイルを使用し、コクは残しつつもさっぱりとした仕上がりに。
罪悪感のないおやつタイムを叶える、まさに“新時代のフィナンシェ”です。
【焼き菓子の豆知識④】 “しっとり”と“ふんわり”はどう違う?
焼き菓子の魅力といえば「しっとり」「ふんわり」といった食感。
ですがこの2つ、どのように違いが生まれているのでしょうか?
■ しっとり系(フィナンシェ・パウンドケーキなど)
- 油脂分が多い(バターやココナッツオイル)
- 低温・じっくり焼成
- 水分を逃さないように工夫された配合
■ ふんわり系(マドレーヌ・スポンジなど)
- 空気を多く含ませる(泡立てた卵やメレンゲ)
- 焼成温度はやや高めで短時間
当店のフィナンシェは「しっとり」を追求した配合。
しっとりなのに重すぎない、その絶妙なバランスこそが多くのお客様にご好評をいただいています。